腎機能による薬剤投与量の確認や医師への提案は薬剤師の活躍場面の一つですね。
それらの情報はどのような資料を使って調べていますか?
今回は先日購入した「腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK」が
とても使いやすかったので紹介します。
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本書籍の出版元の紹介
本書籍の編集は日本腎臓病薬物療法学会が行っています。
この学会は薬剤師が腎薬物療法や腎機能に合わせた薬物療法を
推進することを目的に立ち上げられた学会です。
毎年、学術大会も開催しており今年は長崎で10月29日、30日に開催の予定です。
また、腎臓病薬物療法専門(認定)薬剤師認定制度もあり、
腎薬物療法に関わる、関心のある薬剤師には人気のある認定・専門資格です。
認定を取るためには3年間学会に入っていないといけないようです。
これはどの学会、認定にも言えることですが、
認定を目指す方はお早めに確認と入会がおすすめです。
また、聞いた話ですが本学会に入会すると、本書が無料でもらえるそうです。
入会を迷っている先生にはおすすめかもしれません。
本書籍の紹介
今回紹介する「腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK」は
腎機能(GFRまたはCcr)別に薬剤の投与量について調べることができる書籍です。
また、血液透析や腹膜透析時の投与量についても併せて紹介してくれたいます。
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他にも同様の内容が紹介されている書籍やHPはありますが、
本書の利点は以下の3点です。
1点目は一般名と商品名の両方での検索ができる点です。
本書籍では薬剤のジャンル別に掲載されているのですが、
どちらかでしか検索できない書籍もある中で、
本書籍では検索は一般名と商品名の両方できます。
2点目はポケットに入る点です。
POCKETBOOKと銘打っている一方で、版を重ねた結果、
白衣のポケットには入りきらない厚さになったものもいくつかあります。
本書は第4版になり内容も増加しているのですが、ポケットに入れて持ち歩くことができます。
腎機能による減量などは病棟でもよく質問されたり、
医師に提案する内容になるので、病棟に持って行きやすい点はありがたいです。
自分も第3版までは白衣のポケットに入れていました。
3点目が今回一番本書をお勧めしたい理由です。
今回の第4版からWEB版が追加されました。
WEB版の使用感
今回の第4版より書籍版を購入すると無料でWEB版が使用できるようになりました。
QRコードまたはURLからサイトに入り、
書籍の巻末についているシリアルコードを入力すると使用できます。
パソコン1台とスマートフォンまたはタブレットのいずれかで1台ずつ設定、使用できます。
自分はスマートフォンに入れて使って、
ホーム画面に追加するとアプリ感覚で利用できます。
以下が検索結果の画面です。
![](https://dainaphblog.com/wp-content/uploads/2022/09/image-1-473x1024.png)
![](https://dainaphblog.com/wp-content/uploads/2022/09/image-2-473x1024.png)
縦長の記載になっている点を除いて
書籍の内容がそのまま見ることができます。
また、検索画面も使いやすく、
一般名検索はもちろん商品名や部分検索にも対応しているのでとても使いやすいです。
ネット回線があればスマートフォンでの検索の方が簡単で、おすすめです。
この機能は第5版が販売されても使用できるようですので、
2年おきに新版が発刊されていますので第6版のでるまでの約4年間は利用できるようです。
まとめ
本書のおすすめのポイントのまとめです。
- 一般名でも商品名でも検索できる。
- 白衣のポケットに入る
- 便利なWEB版が使える
第4版から導入されたWEB版を利用すると本当に便利です。
普段の業務でも腎機能による薬剤の調節が必要になる場面は多いと思います。
自分は、スマホに書籍が入れたことで、持ち物を一つ減らすこともできました。
今後も今回のようなおすすめ書籍を紹介していきたいです。
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