今回の記事は、新しいものをすぐ買っている人、買おうか迷っている人が
少し考える機会になればと思いまとめました。
新商品=新薬に置き換えて考えてみてください。
積極的に買おうと思わなくなるかもしれません。
今朝、Appleの新商品の紹介がありました。
自分はiPhone14とMacbook airの新商品に注目していましたが、iPhoneは出ませんでしたね。
M2プロセッサーのMacbook airには注目していきたいです。
一方で、買うかと聞かれればおそらく買いません。
何故なら、「本当に価値あるものか」が出たばかりにはわからないからです。
今回は新しいものの価値について自分の考えをまとめてみました。
新しいものの良い点
まず新しいものを手に入れる良い点についてです。
- 機能が充実している。
- 問題点が改善されている。
- 新しいものを手に入れた満足感
一方で、新しいものを手にいれた悪い点です。
- 不具合が起こる可能性。
- オーバースペックとなる可能性。
- 浪費になる
ひとつづつ見ていきましょう。
良い点
機能が充実している。
新商品はこれまでにない機能が搭載されていることが多いです。
iPhone14に期待することにはUSB-Cの導入やカメラ機能の向上を期待していました。
次は秋でしょうか。期待して待ちましょう。
一方、Macbooc airではM2プロセッサーの搭載されましたね。
これまでのM1プロセッサーよりの機能が向上し、
これまでできなかったことができることはうれしいことです。
新薬で考えると、
- 今までよりも高い治療効果が得られる。
- 治療法がない疾患に活路が見いだせる
でしょうか。
新薬に期待したいことの一つだと思います。
問題点が改善している
これまでの課題が改善している可能性があります。
不具合のあったアプリが使えるなどでしょうか。
MacではWindowsとの互換性はだんだんとよくなっていると聞きます。
不具合が減れば、ストレスも減り、満足度が挙がること間違いなしです。
新薬で考えると
- 有害事象が少ない
- 相互作用が少ない
- 配合変化が少ない
これらは治療効果に差がなくとも是非採用したくなる改善点です。
新しいものを手に入れた満足感
これも重要です。
新製品はテンション上がります。
満足感を得ることは気持ちの上でよいことです。
特に大きなアップデートが無くても、毎回iPheneを機種変更している人もいると聞きます。
これは新薬で考えると難しいですね。
「新薬だ、ひゃっほー」とはならないですし。
あるとすれば、新薬説明会でおいしいお弁当が食べられるくらいでしょうか。
コロナ禍前はありましたが、別になくとも困らないように最近感じています。
悪い点
次に悪い点です。自分はこれが嫌でいきなり買わないことが多いです。
不具合が起こる可能性
新しい機能を搭載することで起こる不具合が考えられます。
自分はこれが一番嫌なので、必ず一定の人が購入、
使用して問題点が明らかになったうえで購入しています。
買ったはいいけど不具合だらけだったでは満足度も下がってしまいます。
新薬でこれが起こると最悪です。
これまでの歴史がそれを証明しています。
臨床試験では検出されなかった有害事象、副作用で被害が出ることはあります。
しっかり報告してデータを蓄積していきましょう。
オーバースペックとなる可能性
例えば、Macbook airでM2プロセッサーが導入されました。
自分の感想は「別にYouTuberじゃないし、映画も撮らないし…」です。
iPhoneで
「映画が撮れるくらいの画素数です」
といわれたとします。
自分の感想は「別にYouTuberじゃないし、映画も撮らないし…」です。
自分が求めていること以上のことができても、使いどころがなければ無用の長物になります。
実際に16万位することが予想されていますし。
それよりも、M1プロセッサーが10万で手に入ることがいかに素晴らしか、
改めて認識しました。
本気で買おうか迷っています。
2022/6/8時点で13万に値上がりしておりました。
マウスPC等の格安WindowsかM1 Macbook airか改めて迷いだしました。
浪費になる
最後はお金の問題です。
無料で交換してもらえるなら考えるかもしれませんが、
使う予定のないもの、リスクが高いものにわざわざリスクを負うのには躊躇します。
むしろ、型落ちの方がコスパが良く満足度が高い可能性すらあります。
新薬で置き換えると医療費の高騰ですね。
近年では費用対効果を考えるようになっているので気を付けたいところです。
このように、このように、
新商品にはメリットと同じくらい、
または、それ以上のデメリットを負う可能性があるのです。
新薬に置き換えて考える
「新商品」をすべて「新薬」と置き換えてみたまとめです。
デメリットは非常に気にしなければならないのは歴史を見ても明らかです。
鳴り物入りで新規販売された薬で、今は見なくなった薬を思い浮かべてみましょう。
- 不具合の可能性=副作用、有害事象
- オーバースペック=広域抗菌薬など
- 浪費=医療費高騰
このように置き換えられました。
薬剤師であれば、新薬のメリット以上にデメリットに注意を払いたいです。
新商品について調べる方法
使った人の意見を聴く
俗にいう「人柱」の方々の御意見をネットやブログ、YouTubeで確認してメリット、
デメリットを確認する方法です。
医薬品では臨床試験の結果や海外の使用実績を見ることで情報が得られます。
先行使用実績があれば可能な限りデメリットについて調べることができます。
常に最新の情報を入手する
使用実績調査や安全性報告を確認してみることが大切です。
イエローレターやブルーレターが出た場合は急いで対応が必要です。
また、仲間内で問題点を共有することも良いと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
自分は新商品をいきなり買うことはしません。
メリット以上にデメリットを調べ上げ、
それでも購入する価値があると思ったものを買うようにしています。
薬剤についても、新しいから使うでは無く、必要だから使うを心がけて業務に臨んでいます。
新薬に対する期待は大きい一方で、
新しい=良い、古い=悪い
と思い込んではいませんか?
ペニシリンは古い、安いですが、必要で有効な抗菌薬です。
最近では、アロカリス®やサムタス®が販売されました。
すでに自分の病院では処方が開始されていますが、
彼らがどのような立ち位置となるか、問題点はあるか検証が必要です。
本当の価値を見極めることができるように今日も頑張りたいと思います。
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